総合カタログVol8
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●●●●●●●家屋への影響が予想される時、敷設する函体の両側部及び底部に、可塑状の裏込注入材を圧入充填するため周辺への影響を最小限に抑えることができます。施工場所が狭隘で函体吊下し重機(クレーン)の進入、旋回やアウトリガーの張り出しが困難な場所ではシールド機上に函体吊下し設備を搭載して施工することが可能になります。開水路の改修においてはシールド機上に重機搭載が可能なため、重機配置のために水路を埋め戻したり、仮設の作業構台を設ける必要がありません。降雨による増水時に堰を越えてきた水をシールド機内に通水させて、敷設済みの函体内に放流することが可能となります。(施工時はシールド機前方で水を堰き止めた状態で施工します。)シールド機は全面底板を有しているため、土留めとなるシールド機が沈下しにくい構造であるとともに、この底板によってボイリング、ヒービングなどを防止します。敷設する函体の両側及び底部に充填される可塑状の裏込注入材によって、シールド機後方からの地下水の流入を防止し、切羽部には機内と仕切るための隔壁があり、機外と機内を分割できるのでドライな状態で函体敷設作業が可能になります。敷設函体の上部に障害物がある場合、推進タイプ(NOSⅢ型)によって構造物の下を通過する下越し・通過施工が可能となり、橋梁などの下部に函体を敷設する場合、橋梁などの架け替え工事が不要で道路交通に対して影響が発生しません。狭隘(狭い)箇所施工幅が小さいため、両側に民家などにより挟まれた狭隘な箇所の施工が可能になります。既設水路改築既設水路改修施工において、降雨による増水時対応や重機配置が困難な箇所にも対応可能になります。軟弱地盤・帯水層施工現場における地盤が軟弱であったり、地下水位の高い帯水層であっても施工可能になります。構造物下越し敷設函体上部に、橋梁などの障害物がある箇所の横断・下越し施工が可能になります。■NETIS登録番号 KT-990261-Aオープンシールド工法

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